柔道部員が一時意識不明、練習で頭打つ 大分の高校

柔道部員が一時意識不明、練習で頭打つ 大分の高校
朝日新聞デジタル 2015年7月2日 15時40分配信

 大分県立中津北高校(同県中津市)で5月、柔道部の男子生徒が練習中に頭を打ち、一時意識不明の重体になっていたことが2日、同校や県教委への取材でわかった。その後、生徒は意識を回復したが、今も入院中だという。

 同校などによると、柔道場で5月21日午後5時ごろ、男子生徒は2人1組で技をかけあう試合形式の練習で大内刈りをかけた際、技を返され、後頭部を畳に打って意識を失った。学校側が約10分後に119番通報してドクターヘリで同県由布市の病院に運ばれ、緊急手術を受けた。同校によると、現在も治療のため話ができない状態だという。

 練習には柔道経験のある顧問の男性教諭1人が立ち会っていたという。同校は取材に「練習中の事故防止のために部顧問の会議を開くなどして、再発防止に取り組んでいく」と話している。

 柔道の部活動では、福岡市の中学校でも5月に1年生の女子部員が死亡する事故が起きている。(稲垣千駿)

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